PBX(内線交換機)での使用について

PBX(構内交換機)での使用についてご説明します。

PBX(内線交換機)とは

  • PBX(内線交換機)とは、構内電話交換機のことをいいます。電話局で使われている局内交換機に対応するもので、企業内に設置して外線電話と内線電話同士を交換する装置のことです。
PBX(構内交換機)

PBX回線で確認するところ

  • 接続する回線がビジネスホン回線ではない事をご確認下さい。NTTの電話機(家電量販店・ホームセンターなどで市販している物)を内線へ接続し、外線に電話がかかる回線であればWhiteLock(一般回線用)を接続出来ます。
※ビジネスホン回線へWhiteLock(一般回線用)を接続して通報動作を行いますと、WhiteLock(一般回線用)が故障します。
電話回線に接続されている電話機の技術基準適合認定番号でも、ビジネスホン回線の確認が出来ます。 電話機には、技術適合マークと認定番号が記載されています。電話用設備(一般電話機など)の認定番号は「A」で始まります。一例として、ビジネスホン端末機器の認定番号の始まりは「ACD」と表示されています。
ビジネスホン回線は、主装置に認証番号が記載されている事があります。電話機に記載が無い場合はビジネスホン回線の可能性があります。
              ※下図は、一般電話機の記載例です。
PBX(内線交換機)での使用について

PBXの仕様で確認するところ

  • 下記仕様と一致する事をPBXの管理業者又は、メーカーへご確認下さい。
受話器を上げたとき DT(発信音)… 400Hz の連続、または、
PDT(内線発信音)… 400Hz 0.25秒 ON 0.25秒OFFが聞こえること。
相手が話中のとき BT(話中音)… 400Hz 0.5秒ON 0.5秒OFFが聞こえること。
相手を呼び出しているとき RBT(呼出音(プルプル音)… 400Hz 1秒ON 2秒OFFが聞こえること。
相手が電話を切断したとき BT(話中音)… 400Hz 0.5秒ON 0.5秒OFFが聞こえること。

※WhiteLock110AタイプはSDT(第 2ダイヤルトーン)0.125秒のON/OFFに対応しておりません。(WL110ANのVer1.03より対応しております)WhiteLock21AタイプはSDT(第 2ダイヤルトーン)0.125秒のON/OFFに対応しております。
※発信音が500HzのPBXや、話中音が440HzのPBXもあります。これらはPBXのメーカーに問い合わせてみてください。
※これらの周波数はPBXの設定で変更可能な場合があります。PBXのメーカーか設置業者に問い合わせてみてください。
※音声通報で、電話を切った後のBT(話中音)が400 Hz 0.5秒ON 0.5秒OFF の繰り返し音でないと、正常に通報終了しません。この場合は、通報先が#を押すことで通報終了とさせることができます。

400Hzと440Hzとの違い

  • 400Hzと440Hzでは、音の高さが異なります。実際の音が確認出来ます。
400Hzの音はこちらです
440Hzの音はこちらです
※確認いただくためには、microsoft社のWindowsMediaPlayer が必要です。

その他の注意点

  • 外線で電話番号の最初に186を付けると電話がかからないPBXもあります。この場合は186を付けない設定で使用してください。
  • ノイズが入ったり音が小さく聞こえる場合、使用できない場合があります。

WhiteLock100AN(販売終了品)の極性反転機能

WhiteLock100AN(販売終了品)は 極性反転機能 によって通報終了を判定しています。通常、NTT回線には極性反転機能がありますが、PBXには極性反転機能がオプションになっていて、実装されてないものも多いです。
外線に通報する場合、WhiteLock100ANは0発信のみ可能です。

WhiteLock21A_RN/21A/21NA でメール送信システムを使用する場合

内線からメール送信システムへ通報する場合、一般回線から通報する場合とタイミングが異なり、正常に送れない場合があります。これは電話をかけてから実際につながるまでの時間が、一般回線からと内線からでは違うためです。WhiteLock21Aタイプは送信するタイミングを設定ソフトにより調節できますので、各通報装置の設定方法を参照下さい。

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